เข้าสู่ระบบ「よくぞ戻った。ライガ、カナエ」と王に言われた。
人を殺そうとしてノウノウとしてるよ……と怒りが湧いてくる。
「して、この男がお前たちを騙していたという話だな」いや、王が騙していたんだけど。
「この男を牢へ!」トカゲの尻尾切りか……。
「ライガとカナエは王直属の騎士団に入団してもらいたい」
「恐れながら、家族と相談したいと思います。カナエもいいな」
そう言いその場は帰った。
俺は正直自分を殺そうとした人を守るような職業に就くのは嫌だった。もしや、うちの親父も同じでは?カナエには申し訳ないなぁ。
俺は家に帰って、親に全部伝えた。
「はぁ、あの王はまたやったのか……」と親父。
やはり親父も同じ目に遭っているようだ。その時一緒だったのがおふくろらしい。
「賛成はしない」とうちは両親とも反対。
「でもさー、王に背くとうちに迷惑かからねー?」
「何を今更。弱っちい騎士団を抱えた王が。そんな騎士団に入ってもいいことないぞ」
それは思う。しっかし言うなー、親父。
そういう事で、俺は王の提案に背くことにした。カナエはどうするのか?
「カナエも巻き込んだんだけど?」
「それはカナエちゃんの家が決める事だろ」
カナエの家にてカナエも全てを家族に言った。
「何だと?王直属の騎士団はすごいが、それとこれとは話が別だ!ケルベロスに姿を変えてたやつを鉄拳でミンチにしてしまいたい」とカナエ父。
「実際にヒトだとわかると懐かれるの気持ち悪かったなぁ」とカナエが言うと、カナエ父は怒り心頭「いくら王と言えども許されない」
カナエの家でも反対のようだ。
「家が蔑まれると思うけど、いいの?」とカナエは心配するが、カナエ父の怒りの前ではどこ吹く風のようだ。
次の日二人は王の間に行った。
王の間に入る前にカナエに伝えておいた。「俺らが反対って言った後、俺らに向けて王直属の騎士団が仕掛けてくる可能性もあるから、戦う心の準備は常にしといて」と。
王は「さて、ライガとカナエ。王直属の騎士団に入る話を家族としてきたのかな?」
入るかどうかの相談だ。入る事が前提みたいに言うな。
「恐れながら、私もカナエも王直属の騎士団には入りません」
あぁ、期待を裏切らないな……。続々と王直属の騎士団が湧いてくる。こんなにいるなら俺もカナエも必要ないじゃん。
そんじゃ「カナエ、後方支援頼むわー」と言いながら、湧いてくる騎士達を片付けていく。マジで近接魔法使いってあんまり使えないんだけど。
あ、俺は武器は何でも使える。転がる騎士の剣を使ってさばいていく。うーん、飾りだから重いなぁ。もっと軽い剣使えばいいのに。などと思っているうちに王直属はいなくなってしまった。
「カナエ、後方支援サンキュー」
「ライガはやっぱ戦闘強いねー」
とのん気に話していると、王が口を挟んだ。
「ライガは戦士の称号を、カナエは魔法使いの称号、もちろん王直属だ。を授けるから是非王直属騎士団に……」
と言った途中で、
「うるさいなぁ、入らないって決めてここに来た。それに2度も殺されそうになって大人しく言う事聞かないだろ?」俺は少し笑ってしまった。
「“王直属”とかキョーミないし」カナエも言う。
つまり、“戦士”の力は認めているが国中から蔑まれていたのは、王の言う事を聞かないからか?そりゃ、殺されそうになればなぁ。2度も。
自分より弱い。尊敬できない相手の下にはつかないな。
親父もそうだろうな、多分先祖代々……。
王も代々けしかけては失敗して、なんか哀れだー。
俺はちょっくら旅に出るかなー。武者修行兼ねて。ここは弱いし、他の国も見てみたい。
「カナエー、お前はこの後どうする?」
「うーん、王の命に背いたからなぁ。国の中にいても立場が微妙だし、他の国にも行ってみたいな。サタハユって弱々じゃん。そんなとこにいたら危ないし」
最後の砦(?)は俺の親父だな。
などと城からの帰り道に話していた。
「俺は国を出て他の国を見てみようと思うんだ。サタハユがこんな弱くて大丈夫か?って思ったし、武者修行兼ねて。なので、一緒に出かけねー?2人だけど。戦士と魔法使いのパーティーだ」
「オッケー。私も一人だったら親が反対しただろうけど、ライガがボディガード的になるからライガが一緒なら親も反対しないでしょ」
「うちは武者修行歓迎だろうな。カナエが魔法でパパっと服をきれいにしてくれると助かる。食事とか。俺一人だったら、アナログ全開で火をおこすところからやんないとかな。服は汚れたままかも」
「うわー」とカナエは顔を顰めた。
「あら、やっぱり王が仕掛けてきたの?」予想してたのかよ、おふくろよ……。
「もちろん全部しばいたんだろうな?」何故キョーハク気味なんだ親父よ。
「もちろんな。で、国に居ずらいから国を出て、武者修行も兼ねて、他の国を見ようと思う。この国の王直属とか弱々じゃん。この国自体弱々じゃねー?」
親父とおふくろが顔を見合わせた。
「やっと気づいたか。どうぞ武者修行に行ってください。あー、帰ってきたら弟か妹いるかもなー。あははは」
笑えねーよ。18以上年離れた弟妹とかか?マジ笑えねー。
「あ、カナエも一緒に行く」
「それは聞いてない!」
「今言った。食事とか服きれいにしてもらうとかさー。戦闘は後方支援だけど、俺がすぐ終わらせちゃうから意味ないし」
「あらあら、カナエちゃん花嫁修業ねー」
「俺一人だったら、食事は火をおこすところから、服は汚れたままかも」
「男の理性を総動員するのもまた修行。頑張れよ」
他人事だと思って。
カナエのうちではあっさりと賛成されたそうだ。うちが異常なのか?
うーん、俺、ライガとしてはうちの女性陣の結婚先をさっさと片づけたい。親父は「俺のハーレムが……」と言うが、無視しよう。 さて、今回はユイだ。俺の長女なわけだが、俺は親父のようにそんなにハーレム願望もないし、固執はしない。ただ、本人ユイがシュンに固執しているのが問題が。 二人は双子だっていうのに、ユイはいつも「お兄ちゃんと結婚するー」と言ってるし。無理だから。子供の頃は『可愛いことを言ってるなぁ』で済んだが、もう、13か?いい加減兄離れしてほしいもんだ。 俺の子で魔法使いをしてる子(女の子)は、ステータスが普通だ。それ以下?俺は魔法使いに関してはさっぱりわからん。見目はどこの遺伝だろう?何でだろう?いいんだよなぁ、レイカもかなりの美女だし、うちは美形の家系なんだろうか?カナエは可愛い系だと思うけどなぁ。 ユイも「お兄ちゃんより強い人じゃなきゃ嫌!」って言うし。それに該当するのは俺か親父だから無理だっちゅーの!全く困ったもんだ。 どうしよう?うーん、ギルドマスターに相談?こいつらギルド脱退してるんだよなぁ。俺もか。 そうこうしていると、何故か王城からうちに招待状が!! えー、『正装の上、来城願いたい』とな。正装ってどんなのだ?それより、呼ばれたのは、俺とカナエとユイの3人だなぁ。カナエは妊娠初期だからってお断りをしよう。その辺の配慮くらいあるだろう。なくてももぎ取る! 女の正装はドレス?そんなものはうちにはありません!と騒いでいたら、ドレス及び俺が着るタキシードも家に届けられた。「……いつ採寸したんだよ」と呟いてしまった。 俺の体は筋肉だらけでタキシードはオートクチュールになるだろうなぁと思っていたのにちょうどいいし、ユイも同じように体に合っている。王城恐るべし。 で、俺とユイが王城に行くと陛下が開口一番、「うちの皇太子と婚約をしてほしい」だった。ユイは「見た目が良くないとお断りします。あと、強くないと」と言う。恐ろしいのは娘だ。陛下に向かってその口のきき方!皇太子の見た目?知っているのが住んでる人間の常識みたいなもんだろ?って俺も知らないんだけどさ。「力なら権力はある。使い方次第では即刻ユイさんの隣のお父さんの首も飛ぶ」おいおい、それは例えが怖いって。まぁ、ある意味最強だよな。ユイはどうするもんか?「見た目は?」「まぁ、会ってみた
そんな生活してるとレイカが妊娠をした。そうでしょうとも。だって俺だし。「で、性別は?」 お義父さん、そこ重要ポイントなんですね……。「女の子なら、レイカちゃんに似てさぞかし可愛いだろうなぁ……ふふふ」 あ、遠くの世界に行ってしまった。俺に似てたらどうするんだろう?俺だって女の子ならレイカに似ていて欲しい。「まだ性別なんてわかるわけないでしょ!」「レイカちゃん、落ち着いて。お腹に障るから」とカナエちゃんが宥めてくれる。ありがたい。経験者だし。というか、なんかおかしくないか?カナエちゃんも妊娠してないか?「あ、リュートわかる?ライガには自重するように言ってたんだけどねー。レイカちゃんが生まれたのってライガが18くらいの時だから、今でも別にって感じかな?年の離れた兄妹」 俺はジトーっとライガを見たけど、目を逸らされた。なにも逸らさなくたって……。「俺らの気持ちわかります?」とシュンとユイとツカサとラックを代表してシュンが俺に言った。「そうだよな。シュンとラックだって結構離れてる方だと俺は思う。でも俺は一人っ子だからなぁ。それにしても今はないわー」 ライガは目を逸らしたままだし、カナエちゃんも気まずい感じで俯いた。カナエちゃんは悪くないな。うん。これはライガが悪い。
俺の人生は波乱万丈。とりあえず孤児だ。それをカナエちゃんの叔父夫婦が引き取ってくれて、戦士として成長したわけだが。 まさかのまさか。世界の至宝とも言えるレイカさんと結婚することになるとは思わなかった。生きててよかった。 途中何度も死にかけた。というのも、誰に似たのかわからない。俺は極度の方向音痴だ。すぐにどこかへ行ってしまう。故に、子供の頃ライガとカナエちゃんと遊んでいた時はカナエちゃんに魔法で家まで送ってもらっていた。 流石に成人したあとは、互いに知らずに(ライガと旅に出ていてことも、結婚していたことも、サタハユを追放されていたことも知らなかった)、俺は放浪……と言えば聞こえがいいが旅で彷徨って……というか、迷っていた。 おかげで、いろんな国の特殊な技を習得できたりとお得な面もあった。俺はどこの国でも強いらしく、各国で権力者の令嬢との縁談が持ち上がっていたようだが、会話ができないのだ。技を習得は身振りでできるが、結婚は身振りでできない。笑って誤魔化していた。と思われる。 久しぶりにカナエちゃんに呼び出されたら、レイカさんと結婚と言われ、ライガの親父さんに決闘を言い渡され、ちょっと大変だった。この時は特殊な技が役に立った。正攻法でライガの親父さんを倒すのはかなりの難易度だ。ギルドなら超S級だろう。倒す(転倒させる)だけでよかったので助かった。本当に助かった。「なぁ、あの親父を転倒させるの俺にも教えてくれよ」とライガは言う。「いやぁ、あれは俺が方向音痴だからこそ習得できたわけで、簡単には教えたくないです。ところで、ライガの事、義兄さんと呼んだ方がいい?」「やめてくれ。今更逆に気持ち悪い。カナエの事も義姉さんとか呼ぶなよ」 俺も呼ぶ方として気持ち悪かったから助かった。「ところでさー、レイカが起きてっこないのって、お前の体力のせいか?」「多分そうだと思う」俺は素直に言った。 何?柱の陰からジーっとお義父さんがこっちを見てる。「俺のレイカちゃんじゃなくなった……」「しつこいなぁ、親父も。そんなんが、レイカに嫌われる要素だと思う」 ライガは直球できついな。親父心を抉るような……。「そのうち起きてくるでしょ?魔力で体力回復もできるんじゃない?」「いやー、あいつだって魔力の欠乏があるかもしれないぞ」 そうなのか、俺も自重しないとなぁ。
「えーと、俺とレイカさんはどこに住めばいいのかな?」「この屋敷で楽しく暮らそうぜ?カナエもいるし。あとで子供、紹介するな」「お義父さんの殺気を感じるんだけど?」「親父ー。良かったなぁ。俺みたいに殺気感じたら問答無用で体が動く奴じゃなくて。そ・れ・にリュートとレイカの間に子供生まれたらまた可愛いんじゃないか?」「レイカちゃん……」 俺のレイカちゃんじゃなくなった。じゃなくて、リュートさんとの間に子供……。うわー、そういうことになるのか。「きっと強い子だろうなぁ。魔法使いにしても戦士にしても」「ライガは夢を馳せるみたいだけど、産む方はすっごい大変なんだからね!」「はい。わかっております。度々、迷惑をかけているようで」「いや、子供は可愛いからいいんだけど」 おーい、お兄ちゃん。これじゃあ、また増えるぞ。大丈夫かなぁ?カナエさんがしっかりしてるから大丈夫かな? 何で?私とリュートさん、同じ部屋。そして、ダブルベッド?「夫婦なんだから当然です」ぴしゃりと使用人のトップに言われてしまった。「あー、リュートさん?あのー?」やっぱり展開の速さについていかないようだ。そうだよなぁ、だって私は世界で『美女』って有名だったみたいだし。「おい、子供達を紹介するぞー」助かった。お兄ちゃん!「この子がシュン。戦士で15才。双子の妹がユイ。魔法使い。その下がツカサ。魔法使い。10才くらいか?」「13だもん」 こういうとこお父さんに似てるのよね。凹むし。「最後、一番下がラック。戦士。お前が10才だっけ?」「父さん、子供の年くらい覚えて下さい。10才です。初めまして」「ライガの子にしては礼儀正しいな。ああ、カナエちゃんの子でもあるからなぁ。カナエちゃんに似たんだろう(笑)。俺はリュートって名前。今度レイカさんと結婚することになった。この家に一緒に住むからな。よろしく」 うわー、ユイ達にも結婚するって宣言してるし。もう後戻りはできない。「ライガとカナエちゃんの幼馴染でなぁ。俺は方向音痴だからよくカナエちゃんに魔法で家まで送ってもらってた」「そういうば、この屋敷広いけど迷子にならないんですか?」ナイス質問。誰?ユイ?「極力、レイカさんと行動するようにするよ。行方不明だなぁと思ったら、カナエちゃんに言ってよ。サクッとその場に呼んでくれるから」 私の部屋(
家に帰って、カナエの話を聞いた。「マジで?シュンもユイも無事でよかった~」「「王直属の騎士団?へなちょこだったよ」」「あ、そうなの。でもスカウトの話ねぇ、正直シュンとユイは年齢的にまだまだって感じだからライガだけ行ってきて」「了解」「「各ギルドの代表もへなちょこでね、レイカねーちゃんの相手になんなかった。決勝戦のやつ、なんかレイカねーちゃんを口説こうって感じだったけど、レイカねーちゃんが「タイプじゃない」って一蹴して最後は落とし穴に落として。見ていて爽快だったよ」」「何をお前ら、優勝決まった瞬間二人して『よかった~』とか言ってたクセに。でも、参ったな。レイカ、嫁の貰い手ないんじゃないか?」「あるにはあるんだけど、私の理想ってもんがあるじゃない?そうすると、なかなか……ね?」「レイカの理想とは?」「私よりも強い人。それだと、お兄ちゃんとお父さんしか今のところ該当しないのよ」「親父は小躍りしそうだな……。まぁ、俺の知り合いに当たってみるか。年上だけど、この際ゼータク言うなよ」「年上ってどのくらい?」「うーん、俺の1,2個下だから、レイカの15才くらい年上か?」「強いんでしょうね?」「俺とカナエの幼馴染。昔から小突いたりしてた。あいつは方向音痴だからなぁ。修行って出てったきり帰ってないけど、どうなったんだか?あぁ、修行の前で俺よりちょっと弱いくらいだったから、現在はどうなってんだかな?」 カナエお姉ちゃんの魔法で、その人を家に呼んで(呼びかけても無理があるから)、事情説明をした。「はぁ、レイカ姫の婿とはまた光栄だな」 うちは王族じゃないから、私は姫じゃないんだけどなぁ。うーん、見た目はまぁ合格。心なしかお兄ちゃんに似せてるのは、昔憧れてたのかな?「レイカちゃんの話は世界各国で聞かれるよ。絶世の美女。才色兼備って」「恐れ入ります」お兄ちゃんが何故か返事をした。しかもちょっと照れてるし。「何で。お兄ちゃんが話してるのよ!」「あぁ、こいつの名前はリュート。戦士だ」とりあえずは紹介したもらった。「お前、何でサタハユで迫害みたいのされてなかったんだ?」「うちの家系は流されるままに王直属の騎士団に所属してたからなぁ。しかも、結構ほったらかし。そんで、俺は修行の旅に出ては行方不明ってわけよ」「俺、何度も王直属の騎士団に殺されかけた
「えーっと、登録の抹消をお願いします。名前はレイカ・シュン・ユイ・ツカサ・ラックと同時に登録を願い出ていると思いますけど……」「ギルドマスターにお会いください」 なんか面倒だな。これがお兄ちゃんが言ってた『面倒な事』なのかな? 初めて会ったギルドマスターはマダムの容貌だった。「へぇ、あのライガの妹とその子供達か……。なるほどね、それで何か知らないけど計測不能とかカードに表記されるんだ」 地味にお兄ちゃん有名人なんだ。本当に地味だ。「で、登録を抹消したいというのね?」「兄のアドバイスです」「全く、余計な事といえば、余計な事を。でも、ギルドにいると面倒な事もやらざるを得なかったりするからそういうのを考慮してかしらね。わかったわ、抹消する」 はぁ、よかった。「で、抹消するんだけど。その直前に依頼があなたたちにあったのよ、ご指名。パンズの王もサタハユのギルドの親善試合みたいにギルドの親善試合をしたらどうだろう?ってその代表にレイカちゃんが指名されちゃったのよー」 お父さんもお兄ちゃんも怒りそう。これが『面倒な事』か。確かに面倒だなぁ。拒否権がないところがまた嫌だ。「仕方ありませんね。その試合に出て最後ですよ。抹消してくださいね」「わかったわよ。大事な妹さんと子供達だもんライガ君が飛んでくるわ」 お父さんも来ることになるけど。「ねー、お兄ちゃん。昔サタハユの王主催のギルドの親善試合に出たの?」「あれは親善試合だったのか?出場したのは事実だな。サタハユの王はな、うちの家系が嫌いで滅べばいいくらいに思ってたんだよ。それで、その時に滞在していた街の代表として試合に出た。余裕で優勝。その後、闘技場に続々と王直属の騎士団が俺の命を狙って湧いてきてだなぁ」「それも、蹴散らした。と?」「イエス。サタハユにいた頃は4・5回王に殺されかけた。というか、王が殺そうとした。あっさり返り討ちにしてたけど」 へぇー。「そういう面倒があるんだよ。だから、ギルドの脱退を勧めたんだけど?」「今回、パンズの王がサタハユの王がギルドの親善試合をしたのを聞いて、自分もやりたい。ってその代表に私がなっちゃった」「「何―!!!!!!!」」 お兄ちゃんとお父さんが同時に叫んだ。「なんか、抹消の手続きに行くギリギリちょっと前だったってギルドマスターのマダムは言ってたよ」






